自粛期間を学びの時間へ・・・、トップフェンサーが始めた「新たな取り組み」

徳南 堅太選手

新型コロナの影響で、多くのフェンサーが練習を自粛する中、日本のトップフェンサーたちが人々に向けて自らの考えやノウハウを伝える取り組みを始めている。

自粛期間でモチベーションのやりどころに困り、つい後ろ向きな気持ちになってしまうような状況でも、人々が前を向くためのきっかけ作りをしているのだ。

その姿を見ていると、自分たちも落ち込んでいる場合ではないと思わせてくれる。

この記事は、今このような状況だからこそ、新たな取り組みをしている人々を知ることで、記事を読んでいる人にも前向きになってもらいたいという願いを込めて執筆した。

自粛期間でモチベーションが下がり気味なフェンサーは、トップフェンサーたちからの学びを得て、この自粛期間を前向きな学びの時間に変えてほしい。

フェンシングが強いだけじゃない!トップフェンサーたちの新たな取り組みを紹介

男子サーブル日本代表 徳南 堅太選手

徳南 堅太選手

徳南 堅太選手は自主的な取り組みとして、自粛期間中、一度も剣を握っていない。

あえて剣を使った練習をしないことで、フェンシングを始める前の初心に戻ることを目的にしているのだという。

もちろんフィジカルトレーニングなどの練習は継続しているが、剣をもたないという選択は、現日本フェンシング協会会長、太田 雄貴氏がオリンピック前に行った、”剣を握らない取り組み”を彷彿とさせる。

また、徳南選手は「この指と~まれ」という複数のトップアスリートが対談するオンラインイベントにも出演している。

筆者もこのイベントに参加したが、徳南選手の競技に対する考え方、最近影響を受けた本など様々な話を聞くことで、普段知れないトップ選手の内面を知ることができた。

同イベントは今後も開催される予定で、対談中はいつでもチャット形式で本人に質問することが可能だ。

フェンシングで強くなるための考え方を知りたいという方には、イベントへの参加をオススメする。

女子サーブル日本代表 櫛橋 茉由選手

櫛橋 茉由選手

櫛橋 茉由選手は、フェンシング三種目のうちの1つ『サーブル』のオンラインレッスンを開催している。

今、自粛期間で練習できない人たちに、フェンシングを学ぶ場を提供したいと思ったのが始めたきっかけ。主に”グループレッスン”と”個人レッスン”を開いており、”グループレッスン”では基本的な剣の操作とフットワークを。”個人レッスン”では専門的な動きやルール解説、勝つための戦術指導を指導している。

櫛橋選手いわく、サーブルの魅力は”スピード感”と”爽快感”にあり、勝負が一瞬でつく特性上、自分の思ったことを瞬間的に迷いなく実行する力が身につけられるのだという。

フェンシング三種目の中で”最速の競技”と言われるサーブル。一瞬の迷いが命取りとなるため、自分の気持ちのコンディションがダイレクトに影響してしまう。だが目の前の困難に立ち向かう強い心が手に入れられるという意味では、フェンサーのみならず、メンタルを鍛えたいという人にもオススメだ。

自粛期間が続く中、世界を転戦してきたフェンサーから学ぶ『心のありよう』は、学んだ人の人生をより良いものにしてくれることだろう。

トップフェンサーが伝える”本当の強さ”

ここまでトップフェンサーたちの取り組みについて紹介してきた。

多くのフェンサーが練習も試合もできず、大変な状況が続いているが、彼らもオリンピックが延期されて目標とするものがなくなったことで、私たち以上に大変な状況下にある。

それでも彼らが下を向くことはない。常に前進し、人々に”前を向き行動し続けることへの大切さ”を伝え続けている。

その揺るがない姿勢は、多くのフェンサーに”本当の強さ”というものを教えてくれているような気さえする。

今、何に対してもやる気が出ないという方は、彼らの取り組みに触れてみるのもいいかもしれない。

きっと今の状況をよくするきっかけが生まれるはずだ。


【筆者主宰】騎士のスポーツ、フェンシングを始めませんか?

フェンシングというスポーツを知っていますか?

最初にイメージするのは、中世の剣士たちが繰り広げる激しいバトルだと思いますが、そのバトルをスポーツにしたものが、このフェンシングです。

剣をつかっているので、”チャンバラごっこ”に近いとも言われ、普段やりすぎると怒られるチャンバラごっこも、ここではやった分だけ褒められます。さらに、フェンシングは別名”筋肉を使ったチェス”とも言われており、相手の裏をかく戦いをすることから、頭を使う練習にも最適です。

墨田フェンシングクラブでは小学生から大学生までを中心に、全国トップクラスの実績を持つコーチが、フェンシングの指導を行っています。

あなたも、剣をつかった特殊なスポーツで、非日常を感じてみませんか?